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MADONE GEN 8 DEBUT
2024年6月28日
こんばんは、ジーンバイクス神戸西の川崎です。
こんな時間の更新でスミマセン。みなさん夢の中かと思います。
公式サイトで6月27日に何かが発表されますよ~ということでしたが、アメリカ時間ということで日本では6月28日深夜の発表でございます。
皆さんお楽しみにしていただいていた通りのアレが発表されました。
年明けのチームキャンプでチッコーネが乗っていたバイク、そしてレースでは6月2日のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで現れたバイクがお披露目となりました。
エモンダかマドンか、それもすべて明らかになりました。
名称はマドンに決まりましたが、予想通りと言ったところです。
トレックのレーシングバイクと言えばマドンというのは2000年代中盤からのイメージですからね。
エモンダはなくなってしまいましたが、軽量バイクとして多くの歴史を作ってきたと思います。今お乗りの方はぜひ大切に乗ってあげてください。
乗鞍などのハードなヒルクライムレースでは今も重宝されているエモンダですから。
さぁ、そんなわけで第8世代となるマドンですが、今回のコンセプトは「究極のレースバイク」。まぁ、これまでと一緒ですね。レース機材ですから目指すものはずっと一緒です。
その中でも大きく変更された点をご案内してまいります。
軽くなった!新素材OCLV900
先代と比べるとかなりシェイプされました。マドンとエモンダのいいとこどりと言った印象です。
新型カーボンとなるOCLV900を採用し、重量も300gほど軽くなりました。
デュラエース+アイオロスRSL37でUCI規定6.8kgといった内容です。
風洞実験でもエアロ性能をそこまで失うことなく軽量化に成功しました。
今までKVFのデザインにこだわってきましたが、その片鱗はどこにも見れなくなってしまいました。
これからもUCIの規定が変わるごとに進化していくものと思われます。
これまでと変わるサイズ
これまでトレックのロードバイクはサイズ表記が50,52,54などといった表記でしたが、この度一新されSML表記に変わりました。
今までよりちょっとだけ幅を持たせたジオメトリーとなるので、今まで52だったからMサイズだ!とはならないのでご注意ください。
お乗り換えの場合は今のバイクと照らし合わせて必ずご相談ください。
最近はハンドルもレバー部分の幅が狭くなりリーチも短いものが増えておりますのでポジションで悩むことが増えそうなこの頃です。
ちなみにリドルトレックチームには小柄な選手もおり(なんと150cm)、彼女のためにフレーム設計したのかな?と思ってしまいました。
細かいアップデート
ディレイラーハンガーがSRAMが提唱するUDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)を採用。エンド金具がどこでも手に入るようになりました。
ただ、取付方法など工具は増えたので少々面倒になったとも言えます。
それに合わせてスルーアクスルも変更されました。
独自規格のものが少なくなったのは喜ばしいことです。
ミドルグレードも同じスタイル!
そして今回はトップグレードのSLRだけでなくSLも同じ形状で登場してきます。
SLRは情報いっぱいだけどSLの情報ってあまりないので調べてみました。
フレームの重量はSLRが796g(公式値、サイズML)に対しSLは1060g(サイズS)でした。
サイズの違いを考慮するとSLRがかなり軽いことが分かります。
SLのラインナップは下記の通りです。
現在のところ日本でのフレームセットの販売予定はないようです。
SL7(コンポ:アルテグラDi2、ホイール:アイオロスPRO)重量7.88kg
SL6(コンポ:105Di2、ホイール:アイオロスELITE)重量8.16kg
SL5(コンポ:105機械式、ホイール:パラダイムSL)重量8.7kg
実際の走行性能はどうなのか
もちろん発表されたばかりですのでスタッフは実走できておりません。
ですが、レースシーンでは無事活躍してくれています。
デビュー戦となったドーフィネ初戦のゴールスプリントでマッズが制したことがその性能を証明しています。
ヒルクライムにおいてもドーフィネでチッコーネが勝利は上げられませんでしたが上位入賞の回数は多かったです。
またツール・ド・スイスではシクロクロス界の伝説スヴェンの子・ティバウが勝利を挙げました。
明日から始まるツール・ド・フランスで活躍する選手たちの姿が楽しみです。
試乗車もそのうちご用意いたしますので、お楽しみにしていただければと思います。